塗装に適した季節は?
塗装に適した季節はいつなんでしょうか?
ちまたで言われている通り、春や秋がいいのでしょうか。
気象庁の30年間のデータと私の現場での経験から、お話します。
まずは下記のデータを見て下さい。岐阜市における1971年〜2000年までの気象データです。(気象庁ホームページよりお借りしました)
1,気温、蒸気圧、湿度
2,日照、雪、その他
上記データより、各月の特徴を私なりに分析してみます。
▼1月
最高平均気温が8.8℃と低い。降雪が8.8日ある。晴天が多い。
日照時間は、意外に秋より多い。
▼2月
最高平均気温が9.5℃と低い。降雪が8.8日ある。晴天が多い。
日照時間は、意外に秋より多い。
▼3月
最高平均気温が1,2月に比べ、ぐっと上がり13.4℃になる。
日照時間は格段に増える。湿度は12カ月で一番低い。
▼4月
最高平均気温が20℃近くなる。日照時間も多い。湿度も低い。
▼5月
最高平均気温が24℃近い。日照時間は12カ月で一番多い。
▼6月
最高平均気温が27℃。雨が多く、日照時間はガクッと減る。湿度は高い。
▼7月
最高平均気温が30.7℃。非常に暑い。日照時間は6月より約1割増える。
湿度は12カ月で一番高い。
▼8月
最高平均気温が32.4℃。非常に暑い。日照時間は5月に次いで多い。湿度も高い。
▼9月
最高平均気温が28.2℃。まだまだ暑い。
日照時間は台風などの影響か、12カ月で一番少ない。湿度も高い。
▼10月
最高平均気温が22.8℃。随分過ごしやすくなる。
日照時間は9月よりも約1割増える。湿度も低くなる。
▼11月
最高平均気温が17℃。日照時間は少なくなる。湿度は低い。
▼12月
最高平均気温が11.6℃。寒くなる。降雪日数も3.4日ある。
湿度は低い。日照時間は1月、2月とほぼ同じ。晴天は8月に次いで多い。
簡単ではありますが、上記のように各月の特徴を書いてみました。
ここからは塗装工事とリンクして、考えてみます。
塗装工事にとって、一番大事なのは乾燥時間です。気温が低いと乾燥時間が延びます。
その点では気温は高い方が良いです。
湿度も低い方が良いです。塗った直後に雨などにあたると、表面の仕上がりが悪くなります。
日照時間も長い方が良いです。作業時間が長くなり、その分工期が短くなります。
気象データと塗装工事をリンクして考えてみると、塗装に適した季節は、3月、4月、5月、10月、11月となります。
やはり、巷(ちまた)で言われている通りでしたね。皆さんよくご存じで・・・。
ただし・・・
ここから先は、塗装屋の戯言ですが、
3月、4月、5月、10月、11月はどの塗装屋も忙しく、仕事が立て込んでいます。
そんな時期に長雨でも降ろうもんなら、予定が立たなくなってしまうこともあります。
1月、2月は仕事量が少なく、余裕をもって、ゆっくりと工事を進めることができます。2月は11月よりも日没が遅くなり、夕方5時半くらいまで作業ができるようになります。
12月、1月、2月は窓をフィルムで覆っても、それほど苦痛を感じません。
逆に部屋が暖かくなったりします。
暑がりの私は個人的に、12月、1月、2月の工事が好きです。
それは、全く汗をかかないからです。汗をかくと、疲労度が増します。
ハードな作業をしても、汗をかかない季節の仕事はとても捗(はかど)ります。
6月は梅雨入りで敬遠される方も多いと思いますが、気温が高いので、乾燥時間が早く、
作業に支障をきたすことは余りありません。
雨が降る日、雨が降りそうな日は作業しませんので・・・。
今までの経験上、6月前半は余り雨は降りません。
空梅雨の時などは、工期がかなり短縮されることになります。
7月、8月も暑くて敬遠される方が多いかもしれません。
実際、暑い。
ただ、乾燥で心配することはないです。
すぐ乾きますので、次の工程へ入りやすいです。
1日で、2工程(下塗り、中塗り)は安心してクリアできます。
「工事期間はできるだけ短く」と考えてみえる方にはこの時期が最適です。
ただ、夏はクーラーを使わず、窓を開けて生活される方は7月、8月は敬遠さた方が無難です。
お盆も営業しておりますので、帰省中または仕事休みのうちに工事を完了することも可能です。
当社では、お客様の同意をいただければ、サマータイムも取り入れています。
ご近所に迷惑が掛らないような環境であれば、朝6時から作業を開始することもできます。
|